全英女子オープンで見事優勝を飾り、今やスマイルシンデレラの愛称で世界中から注目されている「渋野日向子」選手。
ゴルフ界の常識を破り、見ている人たちがあっという間に彼女の虜になってしまったその魅力に迫ります。
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プロフィール
名前 澁野 日向子(しぶの ひなこ 「渋野」は登録上の表記)
生年月日 1998年11月15日
出身 岡山県岡山市
家族構成 両親 姉 妹
学歴 岡山市立上道中学校卒 岡山県立作陽高等学校卒
平均飛距離 240ヤード
プロゴルファーの大半が、幼少期からゴルフを始めていたという話を聞きますが、彼女は違います。
小学校の2年生でゴルフに出会いますが、地元のソフトボールチームに入団し投手左打ちの選手として活躍します。中学校では軟式野球部に入部していたんです。
ゴルフも並行して続けていて、中学1年で「岡山県ジュニア」を制覇してしまいます。
これを受けて野球部の顧問から「ゴルフ1本に絞ったほうがいい」とアドバイスを受けました。
そこから本格的にゴルフを始め「岡山県ジュニア」を3連覇。高校進学後も、数々の大会で優勝します。
これほどまでの成績を残しながらも、「プロでやっていけるか心配」とする渋野選手に、ゴルフ部の監督は「お前が受けなくて誰がプロテストを受けるんだ」と言われプロになることを決意したんだとか。
これほどの才能を持ち合わせていながら、プロゴルフへの助言は家族ではなく部活顧問がきっかけというのがちょっと不思議だったので、ご家族を調べてみました。
現在公務員をされている父親は、大学時代陸上部に所属し国体の円盤投げと砲丸投げで2位になったほどのアスリート。母親も陸上経験者で、やり投げでインターハイに出場したことのあるほどの実力者でした。
プレー中の驚きの数々
すでにプロフィールからして驚きですが、前回優勝した全英女子オープンでの彼女の振る舞いは、ゴルフ界の常識を打ち破るものでした。
そのいくつかをご紹介しましょう。
<ラウンド中にハイタッチ>
野球やサッカーの応援と違い、ゴルフの応援はかなり厳格なものです。ショット前には声を出してはいけないし、鳴り物や歓声をあげ続けての応援も禁止です。
そして驚くことに、ラウンドの移動中は観客と触れることも避けるというのがゴルファーの間の常識でした。
というのも、何かにぶつかって手を痛めたり、大勢の観客全てに同じふるまいができない事によるやじなどを避けるためなんだそうですが、彼女はちがいます。
笑顔でハイタッチに答え、差し出された手にしっかりと握手をしながら笑顔でラウンドを楽しんでいたんです。
<もぐもぐタイム>
ゴルフというのは実はとっても体力のいるスポーツです。あの広いコースをすべて歩いて回るわけですから、ときにお腹もすきますよね。
ですが優勝をかけた大一番の場合、大抵は緊張が勝ってそのような感覚はプレー後に来ると言われています。
ところが彼女、プレー中でもおにぎりをパクリと食べ、何事もなかったかのようにプレーに戻るというすごい精神力の持ち主。
実は全英女子でプレーしている間、お父様が必ずおにぎりを手作りして持たせてくれていたんです。
なれない土地で食べ慣れた味というのは、彼女にとって緊張をほぐす手段だったのかもしれません。
「常に笑顔でいなさい」というお母様からの教えの通り、どんなときでも朗らかに笑顔を浮かべる渋野選手。
この自然体でいられるというのが、彼女の最大の武器なのかもしれませんね。
ぜひぜひ今後も、目覚ましい活躍を期待しています。
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