その名を知らない人は今やいないだろう、というほど爆発的な人気アーティストの「米津玄師」さん。
彼の抱える苦悩や、そこから生み出された名曲について調べてみました。
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プロフィール
まずは「米津玄師」さんについて、見ていきましょう。
本名 米津 玄師(よねづ けんし)
生年月日 1991年3月10日
出身 徳島県徳島市
身長 188cm
血液型 O型
職業 シンガーソングライター、イラストレーター、映像作家他
学歴 徳島県立徳島商業高等学校卒 大阪美術専門学校中退
シンガーソングライターとして活躍し楽曲提供なども手がけているのは有名な話ですが、音楽の他にイラストレーターとしてもかなりの才能を発揮されていらっしゃいます。
独特のタッチと世界観は、一度見ると忘れられないほど完成されていますね。
音楽に関しては、中学3年の終わり頃からMTRをつかい音楽制作を始めます。その後DTMをつかい「ハチ」という名前でオリジナル動画をニコニコ動画に流すなどの活動をはじめました。
2012年からは本名の「米津玄師」として活動をはじめ、オリコン週間アルバムランキングで6位を獲得するなどその認知度はますます高まって行きますが、2013年にソロデビューするもライブなどの活動は一切行ってきませんでした。
彼が抱えてきた苦悩
楽曲にしてもイラストにしても、独特の世界観を持つ米津玄師さんには、幼い頃から抱えてきた悩みがありました。
実は彼は『高機能自閉症』という病気を患っていたんです。しかもそれがわかったのが20歳の頃というから、それまでの生き辛さは想像を絶するものがあるんでしょう。
幼少期には気づかれず、ちょっと変わったこ子として扱われたせいか家族とも不仲だったそうです。病気がわかってからは気持ちが楽になったのか、家族との仲も改善されつつあるのだとか。
その他に、きちんとした診断を受けてはいないようですが『マルファン症候群』という可能性もあるようです。
『マルファン症候群』とは、染色体異常による総合織疾患で、体の結合組織に先天性な異常があり全身各種臓器に様々な合併症を引き起こす難病の一つです。
身体的な特徴として、四肢が長い・背骨が曲がる・関節が異常なほど柔らかいなどが挙げられるそうですが、米津さんをみたファンの方から指摘があり御本人もその特徴に当てはまることから「自分はマルファン症候群かもしれない」とコメントされています。
「Lemon」に込めた想い
大ヒットドラマ「アンナチュラル」の主題歌として書き下ろされた曲「Lemon」は、動画再生回数1億回を超えるヒット作となりました。
そんな代表作制作の裏には、米津さんのお祖父様の死が大きく関係していたんです。
制作当初は「優しく包み込むような」という依頼だったそうですが、出来上がった曲を「ただ悲しいと訴える4分間」と米津さんは語ります。
死についての曲は今までも作ってきたし、今回も同じような感覚だったところに現実に肉親の死が起こり、自分の中の死が崩れてしまったんだとか。
そこから自分の考えを再構築し、心の奥底を掘り起こして作ったのが「Lemon」という曲。
MVで米津さんはハイヒールを履いていますが、これは「2人にしかわからないもの」を表しているんだそうです。
そしてこの「Lemon」を2018年の紅白歌合戦で生歌披露されたことが話題になりました。
地元徳島の美術館での撮影でしたが、とても幻想的で素敵でしたね。
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協会で歌う「Lemon」もいいですが、あの紅白のシーンも本当に素敵で、しかも米津玄師がインタビューに答えている姿まで配信されます。
ぜひぜひ、こちらの動画もチェックしてみてください。
『MIU404』の主題歌はプレッシャーだった2650
「アンナチュラル」の製作チームでスタートし今話題のドラマ「MIU404」の主題歌も担当をされている米津さん。
ドラマ同様、MVの配信がスタートすると同時にすさまじい記録をたたき出している「感電」の制作秘話をドラマの主演である綾野剛さんと星野源さんと対談で話していた時に驚きのことをおしゃっていました。
実は今回の主題歌の話を受けるときには、相当なプレッシャーだったそうです。
というのも、主演の一人である星野源さんは役者さんでありながら歌手でもあります。
世代を超えて大流行した「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌「恋」は、恋ダンスとして一世を風靡しました。
通常ドラマの主演者が歌手である場合、主題歌は主演者が歌うことが多くあります。
今回も星野さんが歌ったほうがいいのでは、星野さんのファンの方に「米津でよかった」と言ってもらえるのかとても気にされたそうです。
ドラマの台本(2話分)を読み込み、主演二人の性格やバックグラウンドを徹底的に彫り込んで出来上がったのが「感電」なんだそう。
この話を聞いた綾野剛さんは「役者の役作りと同じ感じ」とおっしゃっていました。確かにそんな感じがしますね。
そこまでドラマを理解したからこそ、前作の「Lemon]同様にドラマにぴったりの主題歌が出来上がるんでしょうね。
実はこの「感電」の仮タイトルが「犬のおまわりさん」だったそうです。歌詞の中にも犬や猫の鳴き声が入っていますよね。ちょっと米津さんのお茶目な部分も感じられるトークでした。
お茶目というと、今回のMVでは米津さんのアップが多く映し出されており、ファンからもかなりの高評価を得ている。
遊園地のパンダカーに乗っていたり、ほほに手を当てて舌を出すしぐさをしたり、ワイヤーアクションにも挑戦され、今まで見たことのない米津さんをたくさん見ることができるという意味でもかなり興味深いMVになっています。
映像の視点は運転席(左ハンドル)になっているので、米津さんが車の周りを歩いたり、バックミラーに突然移る不気味な人影など、本当に人が見て驚いたり慌てたりしているようなカメラワークなのも見事です。
そして舞台は2020年8月末で閉演が決まっているあの遊園地です。
いろいろな意味で見どころがたっぷり詰まったMVなんですね。こんな企画や編集を思いついてしまう米津さんのその才能の深さに改めて脱帽です。
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