小学生のころからその才能は見出され、14歳で作家デビューをした「鈴木るりか」さん。
作品を作るきっかけや、どのような作品を出版されているのかなど調べてみました。
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小説のための中高一貫校
本名 鈴木 るりか
生年月日 2003年10月17日
出身 東京都
学歴 星美学園高等学校在学中(2022年2月現在)
小学4年生の時に小学館が主宰する『12歳の文学賞』に応募し大賞を受賞。その後も2014年2015年と3年連続の大賞受賞という快挙を上げたるりかさん。
最初の応募の時は、賞品の図書カードでちゃお(少女向け漫画雑誌)を一生分買いたいという思いから、たった半日で書き上げて締め切りに間に合わせたというものだったそう。
2017年10月17日の自身の誕生日に小説家としてのデビュー作品『さよなら、田中さん』を発行します。
この作品、実は過去2回の『12歳の文学賞』での受賞作品を書き直したものと、新たに書き下ろした物語1編を加えた3編で構成されたものでした。
発売当初から人気が高く、重版を重ねて7万5千部を売り上げる結果となりました。
小中一貫の公立校に通っていたるりかさんですが、高校受験を避け執筆に集中するために中学受験をして中高一貫校に進学するとことを決めたそうですが、そのきっかけになったのがデビュー作の出版の話があったからなんだそうです。
無事に星美学園の中等部に進学すると、デビュー作を発売するにとどまらずに新作を発表されています。
エスカレーターとはいえ高校に進学した今は、勉強や部活などに以前より時間を取られるそうですが、学業優先の姿勢は中学のころから変わっていないそうです。
登場人物が勝手に動き出す
文章を書く時、前もって構成を考えたり細かい設定を設けたりというのを聞いたことがあります。
ある作家さんは、その作業が一番大変だと語っていらっしゃいました。
るりかさんの場合、ぼんやりとした設定はあるものの、頭の中で登場人物が勝手に動き出して物語を作ってくれるので、それをただ書き留めているだけなんだそう。
普段の生活の中でヒントになりそうなものを拾い集めるときも、何かに書き留めるのではなく記憶しているんだそう。
そういった記憶や印象に残ったもののかけらをくみ上げて、彼女の小説は出来上がった行くんですね。
そんな彼女の代表作をいくつかご紹介します。
初の受賞作品やほか数編が収められている、デビュー作。
明るいお母さんとそんなお母さんと二人きりの家族である娘の花実の笑いあり涙ありの物語。
何かしら苦手を抱える少年少女の葛藤や努力、それにまつわる大人や友人との交流。
7つの短編を時間割に見立てて構成されている。
デビュー作の花実や、それにまつわる人たちが登場する。
それぞれの成長や関わり合いなど、るりかさんらしい目線で描かれた一冊。
どれも日常にありそうなことばかりが題材になっています。
同じ目線で、大人の目線で、過去を見るように、未来を照らすように、どんな年代の方でも共感できて、それぞれの解釈で楽しめるのがるりかさんの作品の特徴ともいえそうです。
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