ニューヨークのブロードウェイで29年もの間講演し続けている『STOMP(ストンプ)』をご存知ですか?
バケツやデッキブラシ、ごみ箱の蓋など、日常にあるものを使って音楽を奏でるステージなんですが、そこの出演者をストンパーといい、世界中から出演依頼者がオーディションに殺到するほどの人気なんです。
そんな人気のストンパーに日本人で2人目に選ばれた「櫻井多美衣」さんについて、今回は調べてみました。
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英語もわからず単身渡米
櫻井 多美衣(さくらい たみい)さんは、タップダンサーでトランペッターだった祖父日野敏氏から幼少期よりタップダンスを習っていました。
叔父にはプロのジャズトランペッターや親せきにも奏者が勢揃いの音楽家系で育ちました。
両親については公表されていませんが、日野皓正が叔父というのはご本人から発言がありましたので、その弟の日野元彦氏が父であると考えます。
私立の中学に通っていた櫻井さんは、そのままエスカレーターに乗るよりももう少し広い世界を見たいとインターナショナルスクールへの進学を考えていたそうです。
そんな時にニューヨークに渡ったほうが世界を感じられるのでは?ということになり、叔父の日野皓正氏もニューヨークと日本を行き来していて何かあれば頼りになると、単身渡米という話が出来上がったんだそう。
そこで言葉での交流は難しかった櫻井さんはダンスを通じて交流を広げていき、ダンス講師がSTOMP出演者で、その舞台を見に行ったことがきっかけでスタンパーに憧れた櫻井さんは、18歳のころからオーディションを受け、8年目の2016年26歳で合格したんです。
ニューヨークの1ブロックを応募者が一周するほどの応募人数の中でやっと合格したときは、本当にうれしかったでしょうね。
櫻井さん曰く、使用する楽器は日用品で、すべて現地調達するため材質が違い音も毎回違うんだそうです。
例えば日本の新聞紙は他国に比べて厚いそうで、音的には重たい音になるんだそう。
ソーダやミネラルウォーターのボトルも音が違うそうで、ほとんどのストンパーは、ホームセンターに行くと「とりあえず叩く!」が癖になっているんだそう。
面白い職業病?ですね。
櫻井さんの身長は150cmで、一番大きい人とは60cm以上も違うんだそう。
そのために殺陣のようなコンビプレーの時には届かないということがないようリハーサルで注意したり、逆に小さいことを生かし大きな人が上のほうで音を出しているときは足元に行って演奏するなど、櫻井さんらしさを常に生かしたプレーが観客からも「イリュージョンのようだ」と好評なんだそう。
そんなSTOMPがこの日本でも見ることができます。
2023年8月16日から27日まで、東急シアターオーブで公演が決定しました。
100分間ノンストップ、その時のテンション次第でどんどん構成が変わっていくという、まさに生きた舞台をぜひ皆さん体感してみてください。
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