パリ五輪で日本のエース「阿部詩」を破り、見事金メダルを獲得したウズベキスタン代表「ケイディヨロワ」選手。
阿部選手との一戦で魅せた武士道精神も話題になった、ケイディヨロワ選手について調べてみました。
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日本人が称賛を送った
氏名 ディヨラ・ケイディヨロワ(Diyora Keldiyorova)
生年月日 1998年7月13日
国籍 ウズベキスタン
階級 52kg級
職業 柔道家 軍人
ご自身がアスリートになりたかったという祖母の影響で、6歳から柔道を始めたケイディヨロワ選手。
相手に敬意を持つことも、子供のころから育ててくれた祖母からの教えだそうで、その教えがしっかりと根付いていると世界中が認めたのが、今回のパリ五輪の2回戦でのあのシーンでした。
連覇を狙う阿部選手に谷落で一本勝ちすると、勝利を喜ぶような仕草はみせず、泣きじゃくる阿部選手の横でただ静かにたたずんでいました。
あの姿に日本中から称賛の声が上がり、素晴らしい柔道家という認識が一気に広まりました。
世界ランク1位のケイディヨロワ選手ですから、2回戦の勝利は想定内だったのかもしれませんが、オリンピックという大舞台で1戦1戦が重要な意味を持つ中で、あのような立ち居振る舞いができるというのは素晴らしいと思います。
決勝戦では、東京オリンピック48kg級の金メダリストと対戦し見事に優勝し金メダルを獲得。
この時は一気に喜びを爆発させ、コーチと抱き合うなど優勝の余韻に浸っていました。
というのも、ウズベキスタン柔道にとって、この金メダルが初となり、国を挙げての快挙だったからなんです。
軍人として国に従事している彼女ですから、国への栄誉を噛みしめていたのかもしれませんね。
『誤審』とうわさのある戦い
今回の柔道では、冒頭から誤審騒ぎが相次ぎましたが、実は阿部選手との2回戦でも誤審はないかという話が出ています。
元銀メダリスト小川直也氏いわくは、ケイディヨロワ選手の反則負けとなっていてもおかしくない試合だったんだそう。
技ありと指導2つを取った阿部選手は、もはや完全な勝利モードでした。そこにきての谷落での逆転負けだったわけですが、その谷落前にケイディヨロワ選手が背負い投げを仕掛けてすっぽ抜けてしまったことがありました。
この「すっぽ抜け」が、小川氏いわくは「偽装攻撃」ととらえられてもおかしくない状況で、かりにそれが認められればその場でケイディヨロワ選手は反則負けとなっていたんだそう。
勝敗は決まり選手たちは自らの結果を受け止め次に気持ちを切り替えている今、外野があれこれ言うのは無粋の極み。
世界大会という場にふさわしい審判の育成にぜひ早急に取り組んでいただき、このような話自体上がることのない、それこそ武士道精神にのっとった判定だったと敗れた選手も観客も、誰もが納得できる結果が迎えられるよう願います。
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