NHKの朝ドラは、最近とても話題性の多いものが多いです。
そんな朝ドラですが、来年30年の秋のドラマのテーマが発表になりすでに注目されています。
スポンサードリンク
目次
来年後期の朝ドラはカップラーメンが主役!?
まずはドラマのタイトルから。
タイトル 『まんぷく』
放送時間 月曜~土曜 朝8時よりNHK総合ほか
これくらいはもうご存知かもしれませんね。
物語は、日清食品の創業者である「安藤百福(あんどう ももふく)」氏とその奥様「仁子(まさこ)」さんをモデルにした、奮闘記といったところでしょうか。
安藤夫婦は戦前から高度経済成長を遂げた日本の大阪で、失敗してはどん底から這い上がるという敗者に近いような人生を生きてきた末に、今の日本の象徴ともいわる「インスタントラーメン」を開発され、百福氏は96歳で生涯を閉じるまで現役を貫いた強者です。
安藤百福さんは、日本統治時代の台湾の生まれです。出生時の名前は「呉百福」さんといいます。実業家として活躍中、日本人女性で現在の奥様である仁子さんと結婚され、改姓をして日本に帰化されました。
大阪での数々の失敗を経験し、苦労の末に生み出したのが「チキンラーメン」なんです。パッケージこそデザイン変更はされていますが、今でも販売されている超ロングセラー商品です。
今回、脚本を担当するのは大河ドラマ「龍馬伝」や、フジテレビ系ドラマ「ガリレオ」「HERO」などのヒット作を生み出した福田靖氏が担当します。
すでに放送が始まっていますが、早々当初から話題に上るというのはやはりそういった脚本の味がにじみ出ているからかもしれませんね。
ドラマ『まんぷく』のストーリーやキャスト
ドラマ事態は、事実を元に個人名や団体名は変更されます。百福氏は満平、仁子氏は福子というような感じです。
ヒロイン 福子 安藤サクラ
3人姉妹の末っ子で、家族から愛情をいっぱい受けて育った。結婚後、起業しては失敗する夫に振り回され続ける福子ですが、徐々に甘ったれの末っ子から夫を支える強い女性へと成長をする。
夫 満平 長谷川博己
幼いころに両親をなくし、呉服店を営む祖父母のもとで商売を間近に見ながら育つ。メリヤス・航空機エンジン・金融など様々な事業に手を出しては失敗を繰り返しどん底から這い上がるという、いわば敗者復活戦の人生だった。
NHKの朝ドラだけあって、主役は女性です。奮闘する夫を支え、自身も成長していくというストーリーになっています。
メインキャストの他に、ヒロインに大きな影響を与える人たちとして、
福子の母 鈴 松坂慶子
武系の末裔で「商売」ごとには疎い。娘の生活に口を出さずにはいられない。
福子の姉 内田有紀
幼い福子たちの父親代わりとして家庭を支えるも、早くに病気でなくなってしまう。
福子の姉 松下奈緒
画家と結婚し4人の子供を授かる。母親とは結婚のことでぶつかることも多いが、福子夫婦とは家族ぐるみの付き合い。
この他数多くのキャストが出演されていますね。その層の厚さも話題の一つとなっています。
そして、朝ドラといえばナレーションも注目ポイントですが、今回はなんと芦田愛菜さんが担当されていますね。史上最年少での大抜擢だそうです。
これまでは大人の女性が担当することが多かっただけに新鮮に聞こえてきて、それがまたドラマの清々しさを引き立たせているように聞こえます。
朝ドラ初のママヒロイン
ヒロインを演じる安藤サクラさんは、なんと第一子を出産したばかりのママさんなんです。
ドラマのオファーの時期にちょうど出産を終えた安藤さんは、出産後は当面育児に専念するものと考えていたそうです。しかし朝ドラのオファーが来て「どうしてこのタイミングなの!?」とかなり悩まれたとか。
子育てはしたい、でもこのチャンスを棒に振るのは悔しいし、のちのち「この子がいなかったら…」なんて後悔は絶対にしてはいけないととても葛藤していたところで、なんとその背中を押してくれたのは義母の角替和枝さんだったそうです。
安藤さんは芸能一家の生まれで、父親は俳優の奥田瑛二さん。母親はエッセイストで姉は映画監督、夫は俳優の柄本佑さんと芸能界ととても濃い環境にいらっしゃる女優さんなんです。
そしてオファーをしたNHK側も、安藤さんの育児をバックアップすべくいろいろと対策をしてくれているようでした。
- 撮影時間を通常の「9時から23時」ではなく、「9時から19時」に変更
- クラインクインを通常の6月上旬ではなく、5月中からに変更
- 子供を連れての撮影時に備え、託児スペースを確保し撮影中はスタッフが面倒を見る
世間でも働き方改革といって、残業時間の削減や出勤日数の調整などが義務化されましたよね。
テレビ業界という特殊な環境であっても、やりようによっては改善が見込めるといういい例なのかもしれませんね。これが他にも浸透してくるといいなと思います。
タイトルバックも話題沸騰!
ドラマで話題になるのは、キャストはもちろんですがエンディングテーマとそのタイトルバックですよね。
今回のエンディング曲は、DREAMS COME TRUEの「あなたとトゥラッタッタ♪」です。同じアーティストが、別のドラマのエンディングを担当するのは今回が初なんだそうです。
いろいろな通常とは違うことをしてきている『まんぷく』ですが、このタイトルバックにもちょっとした違いがありました。
通常はアートディレクターやクリエイターといった映像のプロがいろいろと形作るものですが、今回はドリカムの曲に合わせて安藤さんが即興で動いたものを採用しているんだそうです。
監督からは「福子の母性と懐の大きさを表現してほしい」と言われ、淡路島の海を前に湧き上がるイメージのままに動いた結果があの大の字のポーズなんだとか。
お母さんになって、人としても女優としても大きく成長している安藤サクラさん演じる福子奮闘ぶりをぜひ皆さんもご覧になってみてください。
スポンサードリンク
この記事へのコメントはありません。