前総理大臣の小泉純一郎氏の長男で、現環境大臣である小泉進次郎さん。
毎回時期総理大臣候補に名前が上がる一方で、実績が足りない、発言に問題がといろいろ言われて実現していません。
今回は、その「発言に問題が」の部分について調べてみました。
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おさらい
名言・迷言を見ていく前に、小泉進次郎さんのプロフィールと経歴を軽く振り返っておきましょう。
1981年4月14日神奈川県横須賀市出身。
2007年にアメリカから帰国後は、父である小泉純一郎の私設秘書を務め、2008年に父の政界引退を受けて後継候補に指名される。
2009年の衆議院議員総選挙の神奈川11区から出馬し当選。
その後の政治家として数々の造反行為をを行うも処分されることもなく、メディアでもたびたび取りざたされその存在感を上げていく。
2019年、第四次安倍第二次改造内閣で、環境大臣に任命され初入閣。ちなみにこれは男性最年少での入閣としても話題になった。
父である小泉純一郎氏の影響力が絶大過ぎて、二世議員は影が薄くなる印象がある中、小泉進次郎さんはある意味父親以上に自分のカラーを押し出していらっしゃいます。
その独自のカラーの一つに「名言・迷言」があります。
奥が深すぎる進次郎氏の言葉
メディアでかなり大きく注目された迷言に「セクシー発言」と「のどぐろ発言」があります。かなり批判をされた発言ですが、ここではあえて肯定的にとらえてみたいと思います。
・気候変動問題について「楽しくクールでセクシーに取り組むべきだ」
重要な、しかも国際会議の発言として『セクシー』は不適切だと日本では非難が殺到しましたね。
海外メディアにおいても、「事態を軽んじているように感じる」などの批判的なコメントがありました。
確かに『セクシー』と聞くと、色っぽい・欲情的といったセクシャルな意味合いにとれますが、口語ではワクワクする・魅力がある、もっとかみ砕くとイケてるという意味でつかわれることがあります。
加えて先に発言した前事務局長のクリスティアナ・フィゲレス氏は、環境問題において『セクシー』とよく表現されています。彼女に敬意を払い、
「若い人にも環境問題を楽しく、カッコよく、問題に取り組むことにはイケてる活動なんだととらえてほしい」
という意味合いが込められていたのではないでしょうか。以下の動画内でも「SEXY TOO」と、隣を向いておっしゃっています。
重苦しい政治活動や義務として行うより、エコバック持ってるほうがかっこいい(クール)マイボトルでコーヒーを飲む姿はイケてる(セクシー)となれば、自然と活動は広まるような気がしませんか?
そして同じこととして、のちの会見で記者からセクシー発言の真意を聞かれ「説明することこそセクシーじゃない」という発言にもつながる気がします。
ロイターでは、「どう指導力を発揮するのかという点では詳細は語らなかった」としていますし、確かにこの発言でそのような意味がくみ取れるとも思いませんが、発言自体を否定していないことからも、発言の真意は伝わっていたんだと思います。
・汚染処理水海洋放出について「一緒にのどぐろ食べましょうよ」
海はつながっているので、これは日本国内だけの問題ではありません。しかも隣国からはかなり厳しい非難も浴びている大問題での発言です。
原発事故で汚れた汚染水を海に流すことについて、日本国内でも意見が割れている中、環境大臣として今後どうするのかという記者からの質問に対しての回答でした。
言葉通りに聞けば、そんなのんきな話じゃないんだと怒りを買ってしまうかもしれませんが、これには風評被害に対するけん制が含まれていると感じました。
事故から数年、漁ができなかった中で始まった試験操業で、のどぐろが取れるようになりましたという組合長さんからの言葉を受けての「一緒に食べましょう」ということは、食の安全を一緒にアピールしていきましょうという、応援メッセージと取れないでしょうか。
福島さんの作物のアピールとして、ほかの政治家の方や芸能界でも自身が食べてアピールする活動が過去にもありましたよね。
汚水を放出するのかを決定するのは経産省内のことであって、管轄外の大臣がその方針を決めるような発言ができないという裏事情もある中、試行錯誤されている方々の想いを汲む発言と取らないでしょうか。
実際、放出が決定したとする会見でも風評被害について触れていらっしゃいます。
一緒に食べましょうといわれた組合長さんがとてもうれしそうにされたというのも、それを体現されているように思います。
ほかにも、「今のままではいけない、だからこそ日本も今のままではいけない」という同じことの重複も迷言ととらえられています。
これは気候変動サミットに出席し、活動家のグレタさんの講演を聞いた後での発言ですが、実は切り取られたものでした。
「今のままではいけない。だからこそ日本も今のままではいけないということをもっといていかなけらばいけない」
これなら納得ですよね。現状を打破するためには、日本はもっと発言していくべきだという強いメッセージでした。
ある種悪意ある切り取りともとれるものですが、過去を見ても小泉進次郎さんから報道に対する強い指導があったという記憶がありません。
自信の発言をどう取られるかではなく、自信の発言の真意は自身の行動で見せる。それが小泉進次郎さんなんでしょう。
残念ながらまだ実績が足りなかったり、これだけの言葉を操りながらも核心を突く発言がないのも事実です。
詳細やこまごましたことは説明しない。でも人気は保っている。それこそが、小泉進次郎さんという政治家のセクシーさなんでしょうね。
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