日本の文化ともいえる『宝塚歌劇団』は入ることも難しく、そこのトップになるなんてものすごい実力がないと到達できないポジションです。
その宙組のトップを務め、今なお女優として活躍中の「凰稀かなめ」さんについて調べてみました。
レッスン日数わずか1年
本名 池口 梨花(いけぐち りか)
生年月日 1982年9月4日
出身 神奈川県川崎市
身長 173cm
学歴 私立順心女子学園中学校卒 宝塚音楽学校卒
宝塚歌劇団に所属するためには、まず宝塚音楽学校に入学・卒業する必要があります。
受験は中学3年生から高校3年生までの4年間で年に一回の4回のみ。
最大4回受験することができるわけですが、凰稀さんは中学3年の時に受験して一発合格してるんです。
学力はもちろんですが、歌に踊りにもちろん容姿も審査対象になるなか、中卒で一発合格ですよ?しかも、受験に必要なダンスなどの習い事はたった1年間しかされてこなかった中での一発合格!!
素晴らしい逸材といわざるえませんね。
音楽学校で勉強と宝塚独特のカリキュラムをこなし、卒業した2000年に第86期生として宝塚歌劇団に入団します。
歌劇団には4つの組があり、それぞれにトップが君臨しているんですが、凰稀さんは雪組星組を経て2011年に宙組に移動し翌年には宙組トップスターを就任しちゃうんです。
ストイックな役作りで有名な凰稀さんは、その役に入り込み過ぎてノイローゼ気味になることもあるんだとか。
ただその作りこみは繊細で素晴らしく、『ベルサイユのばら』のオスカル役を演じたときは、演出家の先生が「これがオスカルの声だ!」と大絶賛したほどだったそう。
2013年に演じた『風と共に去りぬ』のレット・バトラーで男役の集大成を感じた凰稀さんは、翌年に歌劇団を退団します。
その後は芸能界を引退しようと考えていたそうですが、今の事務所の社長から「辞めちゃダメ」といわれ事務所を用意されたことで活動を続けることになったんだそう。
そもそも宝塚を応募したのも周囲のすすめがあったからで、宝塚退団も芸能界引退も周囲が「ダメ」といっていたからと語る凰稀さんは、自らが率先して動くより人徳に恵まれた人生を送る方なのかもしれません。
実際ほかのOGの方々は会食したり交流を持ったりしているようですが凰稀さんの周りにはあまりそのような話はなく、飼い犬とのんびり暮らしているという話をよく耳にしますし、マイペースなインドア派なんでしょうね。
かなり見た目とギャップがありますが、それも凰稀さんの魅力の一つなんでしょうね。
そんな凰稀さんへのファンからの心配事はやはり「結婚」ですが、凰稀さん自身があまり身近に感じていらっしゃらないようで、「縁があれば」「舞台に没頭している自分を理解してくれる人」と、まだまだみんなの「凰稀かなめ」でいてくれそうです。