イナゴの佃煮などは以前から地方によって食べられています。
他にも、国によってはいろいろな昆虫を食材としていますが、今そんな昆虫食が一部でブームを呼んでいます。
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なぜ昆虫を食べるの?
沢山の食材がある中で、あえて「昆虫」を食べるメリットってあるんでしょうか。
メリット
- 栄養が豊富(良質のタンパク質の塊)
- 世界の至るところで捕獲可能
- 種によっては悪環境であっても飼育可能
実はこれらメリットに関しては、きちんとした機関からのお墨付きもあるんです。
国連食糧農業機関(FAO)が、「近い未来の食糧危機を昆虫が救う」と正式に発表したんです。それを受けて「バッタを使った小麦粉の開発」や、「虫をメニューに取り入れたレストランの紹介」などが行われたんです。
日本でも、「探偵ナイトスクープ」「クレイジージャーニー」「きもうま」などで取り上げられ注目が集まっているのも確かです。
メリットはわかりましたが、メリットばかりならすでに通常の食材として流通していてもいいはずですが、そこにはデメリットもありました。
デメリット
- 絶対的な必要量が確保できない
- イメージが悪い
いくら昆虫が環境を脅かさずに育てられるとは言え、食用にするとなるとそれなりの量が必要になります。卵が羽化して食用となるまでに約5ヶ月かかると言われているので、その間環境を保存しないといけません。
それなりの量と中期的な期間、昆虫に最適な状態を維持するための技術力がまだ足りないというわけなのです。
最大のデメリットはやはり「イメージ」ですよね。
食材は一般的でも、見たことのない料理を食べる時はある程度緊張するものです。それが、通常の食材ではない「昆虫」を使った料理ですと出されたら、なんの躊躇もなく食べられる人のほうが少ないのではないでしょうか。
昆虫食の代表
実際に食べている人がいるのも事実なので、どんな昆虫が美味し(?)くて、どんな味なのかを調べてみました。
アリ
素揚げにしたり、乾煎りしたりして食されることの多いアリ。カリカリとした食感が癖になるんだそうです。
中でもオーストラリアの砂漠地帯に生息する「ミツツボアリ」は、お腹に蜜や樹液を貯めて運ぶ珍しいアリで、現地では生のままデザート代わりに食べるんだとか。
なんとグルメ漫画「美味しんぼ」にも登場したことのあるアリで、審査員から「最上のボンボンの甘さを更に優雅にしたよう」と好評価でした。
セミ
幼虫も成虫も、カリッと揚げればナッツのような味わいなんだとか。古来は「皇帝食」とされ、夏の美食の代表格とも言われていた。日本でも過去に商品化(缶詰)されたことがあるほど。
現代の中国では、「おもてなし料理」として振る舞われることもあるという。
クモ
数ある種類の中でも、珍味として重宝されているのがあの毒蜘蛛「タランチュラ」です。
カンボジア方面では一般的にレストランにメニューとしてのっており、そのままの姿で丸揚げにして外皮ごとバリバリと食べるようだが、中身だけをほじって食べた人によると、カニ味噌のような味わいだとか。
他にもバッタ・ワーム・芋虫など、数多くの昆虫が世界中で食されている。
もし興味がある方は、世界昆虫食の食べ歩きツアーなどに行ってみてはいかがだろうか。
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