2024年7月26日から8月11日まで行われたパリオリンピックも、無事に閉幕しました。
今回は、過去のオリンピックのみならず、海外大会でのメダル獲得数を大きく上回る結果となり、日本勢の強さを実感する大会でした。
そんな今回のパリオリンピックを振り返ってみましょう。
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過去最多のメダル獲得数
最初に金メダルを獲得したのは、「遅咲きのヒロイン」と評される柔道女子48kg級の角田夏実選手
わかっていてもかかってしまうといわれるほどの巴投げを武器に、金メダルも得意の巴投げでつかみ取りました。
その後も男子柔道・フェンシング・スケートボードと日本選手が金メダルを続々と獲得していきます。
そしてなんといっても感動的だったのが、最強のライバル中国を破っての逆転の金メダルをつかみ取った体操男子団体!
元体操選手の池谷さん曰く、あの逆転はありえないほどの奇跡が詰まっているそうで、男子団体の底力とチームワークの良さが浮き彫りになりました。
大逆転といえば、スケートボードで連覇を狙う堀米選手も忘れてはいけません。
競技最後の1回を残した時点での順位は7位と、メダルには遠い位置にいましたが、最後に大技を成功させ、見事逆転の金メダル!
男子女子ともにレスリングでも安定の強さを見せてくれ、今期初競技のブレイキンでは、女子部門で日本代表のAMI選手が初代チャンピオンに輝きました。
日本選手大活躍のパリオリンピックで獲得したメダルは、
金 20個 銀 12個 銅 13個 合計 45個
メダル獲得総数では、1位のアメリカ126個 2位の中国91個に次ぐ3位となりました。
やっぱり「この人」でしょう
オリンピックでは毎回数多くのドラマが繰り広げられ、ピックアップされる選手もその競技ごとにいるほどに魅力的な選手が多数いらっしゃいます。
そんな多くの選手の中で、やはり一人をピックアップするなら今回は「無課金おじさん」にスポットを当てたいと思います。
トルコの混合エアピストル代表 ユスフ・ディケッチ選手
「無課金おじさん」といったほうがピンと来るかもしれません。
飛行機のアメニティのような耳栓に白いTシャツというラフな格好、ポケットに手を入れたまま次々に的を射抜く高いスキル。
大きなイヤーカフや派手なユニフォーム、いろいろとテーブルに置かれた備品を前に構えるほかの国の選手に比べると、あまりにも軽装備なことからこのニックネームが付いたんですが、これ実は「初期装備でもラスボスを倒すに至った強者」と、その実力の高さをたたえたものだったんです。
そしてその構えがシティーハンターの冴羽に似ているとして、なぜかゲットワイルドがテーマソングになっているのも面白いです。
トルコでは憲兵隊に所属していて、ポケットに手を入れて標準を合わせる姿勢はその時から行っている安定姿勢であるため、決してリラックスしているわけではなく、むしろ心臓が飛び出しそうだったという。
また、これも憲兵時代からの名残なのかもしれませんが、競技用のいろいろなグッズはご自身のスタイルには合わないから使わなかっただけとおっしゃっているところを見ると、むしろあの無課金スタイルがベストだったんでしょうね。
4年後のオリンピックではどのような「この人」が出てくるのか、ちょっと違った楽しみ方を覚えてしまったパリオリンピックでした。
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