お硬いイメージのNHKの番組「クローズアップ現代」に、銀髪黒装束の男性がコメンテーターとして出演していました。
「あのすごい人は誰!?」と思い調べたところ、有名大学の教授ということが判明。
ますます興味を持ってしまったので、どんな講義をされているのかなど調べてみました。
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プロフィール
まずは簡単なプロフィールをまとめてみました。
氏名 宮田 裕章(みやた ひろあき)
生年月日 1978年8月7日
学歴 東京大学医学部健康学科・看護学科卒 東京大学院医系研究科健康・看護専攻修士課程終了保健学博士
所属 慶應義塾大学医学部 医療政策・管理学教室教授
なんと東大の大学院を卒業されていました。そして今は、あの慶應義塾大学の教授。すごい経歴をお持ちなんですね。
学生時代からあのような人目を引く格好をされていたのかというと、そうではないようです。
では、なぜあのようなスタイルになったのでしょうか。
『価値創造社会に向けての志』
あるインタビューで、ご自身がファッションについてこのように語っておられました。以前のお姿と比べるとまるで別人のようです。
つまりは、今後新しい価値観で社会を作っていこうというのであれば、皆が同じというのはおかしい。多様性を体現するためにこのようなスタンスを取ることにしたんだとか。
こんな教授もありだよっていう、固定概念を変えるために自らがモデルになっているということなんでしょうか。
そのスタイルを見て、様々な反応があるようですが、概ね好意的な意見が多いということで、成功例につながっているんでしょうね。
そしてこのスタイルを見て、
「FF7のクラウドに激似!」
「現代のブラックジャック!」
「ポケモンのウィロー博士がテレビに出てる!」
「仮面ライダーの悪役っぽい」
など、アニメキャラに似ているというコメントが多く見つかりました。
確かに言われてみると、どの意見も納得できそうです。
服装や身だしなみというのは、人に与える印象が強く大切と言われています。
かっこよくスーツを着こなしている人を見ると、なんだか仕事ができそうに見えてしまうのもそのせいと言われています。
となる、宮田教授はその真逆となってしまうわけですが、実際はどうなんでしょうか。
やっぱり教授
講義の様子が見られると一番だったんですが、さすがにそれはありませんでした。
ということで、宮田教授が出演している「クローズアップ現代」の映像を少し集めてみました。
\おまけトーク/
収録終了後に宮田裕章さんと石井光太さんにお話をうかがいました。
死や病気について語り合いたいとき、同じ病気の人が近くにいないマイノリティの人たちにとって、SNSやネットでつながりあうことがとても重要だといいます。#クロ現プラス pic.twitter.com/e48K36HrTI— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) 17 Απριλίου 2019
\オマケトーク/
ゲストの石井光太さんと宮田裕章さんに加え、今回は取材したディレクターとイノシシによる放送後のトークです。
今回の宮田さんの衣装のテーマは、イノシシの天敵だそうです。#クロ現プラス pic.twitter.com/9RgOwpvwTf— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) 8 Μαΐου 2019
\おまけトーク/
先週、4月3日(水)に放送した「食品ロス」の収録後に撮ったスタジオトークです。ゲストの宮田裕章さん 、石井光太さん、そして「食品ロスだけで生きる」生活を実践した占部Dで話しました。#クロ現プラス pic.twitter.com/6TR5oJRF1L
— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) 12 Απριλίου 2019
本編はなかったんですが、収録後のおまけトークが見つかりました。
どのテーマについてもしっかりと話されていることはもちろんですが、声や口調が優しい!
思わず聞き入ってしまうような話し方で、このトーンで話されたら引き込まれるか眠りに誘われるかのどちらかでしょうね。(ごめんなさい)
「クローズアップ現代」では、とても他人事にはできないテーマを扱っている少しむずかしい番組なんですが、宮田教授のおかげで注目度があがっているそうです。
今後は、他の番組にも出演機会が増えるかもしれませんね。
新型コロナウイルスに対する画期的な試み
2020年の世界を恐怖のどん底に突き落とした「新型コロナウイルス」に対して、宮田教授は驚くべき方法で感染者の洗い出しと混乱の鎮静に一役買っていました。
スマホや電子機器を持っている方なら必ずといっていいほど利用しているアプリ『LINE』を使い、AIによる「パーソナル診断」が行えるという取り組みをされているんです。
現在の感染者数というのは検査を行った人が対象になっていますが、不安に思っている人や感染を疑われる人であってもすぐに検査を受けられないというのが現状です。つまり「隠れコロナ」の洗い出しに関しては、全くの遅れを取っているということです。
そこで宮田教授はLINEユーザーを対象に、セルフチェックを回答してもらい、それに見合った対処法をアドバイスするというシステムを発信されました。
心配な方や現状の体調をクリックしていくと「病院に相談してください」「すぐに適切な医療機関にれんらくをしてください(連絡先付き)」などの個人向けのメッセージが返信されます。
すでに2500万人以上の登録があり、徐々に拡大し全LINEユーザーを対象になるよう現在各自治体と連絡を取り合っているそうです。
利用したユーザーからは、
「一人で不安を抱えていたので、緊急性がないとわかって少し安心しました」
「LINEでお医者様に個別に相談でき、とても安心しました」
「症状が落ち着いてからもフォローが続くのでありがたいです」
などの言葉が届いているそうです。実際に300人を超える現役の医師が登録していて無料で(文字数制限あり)医療相談にのってくれるので、感染リスクを考え病院への受診をためらっていた方々に大変感謝されるそうです。
この取組の素晴らしいところは、ユーザーの安心を生むというだけでなく、医療体制への準備ができるという点です。
今は神奈川県下で行われている取り組みですが、発熱が続く人がどれほどいるのか、倦怠感や味覚障害などその他の症状が出ている人がどれほどいるのか、病院への受診が必要となってきそうな人数の把握やすでに重篤化しそうな方にすぐに治療を開始できる余力を持つことができるということです。
医療崩壊がニュースで取り沙汰されていますが、今後の患者数が予測できれば医療体制も整えることができます。そのためにも、この「パーソナル診断」は大いに役立つシステムなんです。
医療の質や医療政策が専門の宮田教授だからこその着眼点ともいえますね。
この宮田教授のように、今回の新型コロナウイルスに対し独自の目線で世界を捉えている方がいらっしゃいます。
自身をメディアアーティストと名乗り、筑波大学で教員をされている落合陽一さんです。
当サイトでもご紹介しているので、ぜひこちらもご覧になってみてください。
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