吉田沙保里選手の引退や、伊調馨選手を取り巻く不穏な噂など、一時は女子レスリング界がざわざわとしていましたね。
そんななか、一人の女子選手が再びレスリング界に明るい話題を振りまいてくれました。
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東京五輪のキップに手が届きそうな高校生
まずはその噂の女子選手のプロフィールをご紹介しましょう。
氏名 須崎 優衣(すさき ゆい)
生年月日 1999年6月30日
出身 千葉県松戸市
学歴 六実中学卒 安倍学院高校卒 早稲田大学スポーツ科学部入学
身長 153cm
階級 48kg級と50kg級
レスリングというと、吉田沙保里選手や伊調姉妹がいた志学館大学が思い起こされますが、須崎選手の選んだ大学は早稲田大学でした。
憧れの吉田選手と同じ大学を選ばなかった理由は、今コンサルティング会社を経営されているお父様にありました。
お父様は学生時代、早稲田大学のレスリング部に所属されていました。幼い頃からそのビデオを見ていた須崎選手は、小学1年生からレスリングを始めます。小学3年生のときに、全国大会で優勝。4年生は惜しくも2位でしたが、5年生と6年生で連覇を果たし、すでにその将来が期待され始めました。
その勢いは中学でも衰えることなく、次々と連覇の記録を樹立していきます。
しかし高校1年のとき、7歳年上の入江ゆき選手に破れ、連勝記録は83でストップしてしまいました。
ところが翌年にはきっちりとリベンジを図り、見事大会優勝を果たします。
ここまで来ると、東京オリンピックの出場は確定では?と思われがちですが、実は東京オリンピックの出場は入江選手でほぼほぼ決まりだろうという予想がされていたんです。
大どんでん返しで!?
現時点での、オリンピック出場権獲得の流れを説明します。
全日本選抜選手権の女子50kg級で優勝すると、そのあとの世界選手権への出場権が与えられ、そこで優勝する=オリンピックに出られるという条件なあったんです。
そしてこの全日本選抜選手権の優勝候補が入江選手だったので、ほぼ入江選手で決まりという予想が立てられたわけですね。
ところがこの試合で大番狂わせが起こりました。
大会初戦に入江選手と対戦した須崎選手が、土壇場でタックルを決め入江選手を破ります。そして須崎選手のすごいのが、昨年の世界選手権で優勝しているため、今回の大会の勝ち負けに関係なく出場権が与えられているということ。
つまり、須崎選手と入江選手を含めた上位女子選手で、オリンピックの出場権をかけた熱い戦いは続くということなんです。
まだまだ伸びしろがたっぷりある須崎選手。
ぜひオリンピック出場権を獲得し、東京オリンピックで活躍する姿を拝見したいですね。
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